相関係数とポートフォリオ-投資信託の分散投資の重要性

相関係数とポートフォリオ-投資信託の分散投資の重要性 投資
相関係数とポートフォリオ-投資信託の分散投資の重要性

この記事では保有するファンドの組み合わせ方を学びましょう。

分散投資の本当の効果

投資の基本は分散投資です。しかし、勘違いしてはいけない事があります。 それは「値動きが同じ商品に、いくら資金を分散投資しても、より大きな目で見た場合、それほど分散効果は得られない」ということです。

投資信託の特徴の一つが、個人では不可能なレベルの分散投資が出来るという事です。 仮に国内株中心のファンドばかり保有していては、国内の景気が下落した場合、ファンドごとに差はあれども、皆一様に下落してしまいます。 これでは分散効果はそれほど得られません。

そうではなくて、国内株や国内債券、外国株、外国債券に分散することが大切です。これで初めて分散効果が得られます。 ただし、現状は低金利なので国内外の「債券」は私の選択肢からは外れます。

私の場合は「株式」主体になります。大きな目で見た場合の分散効果と言うのは、お互いがお互いのリスクを打ち消しあうように作用するものです。 その結果個々のリスクは相殺されるけれども、運用全体的には安定感を増す(値動きの幅=リスク、が下がるということ)ということです。

相関係数

このお互いがお互いのリスクを打ち消しあうという状態、つまり『値動きが反対になる』という関係を『相関係数がマイナス1の関係』と言います。 ザックリ言うと、値動きが似ていない、ということです。

相関係数とは『2つの確率変数の相関(類似性の度合)』を表したものです。1~マイナス1までの間で表されます。 2つが同じ動きをするなら相関係数1であり、それぞれが反対の動きをするなら相関係数マイナス1、全く関係ないなら相関係数ゼロです。

例えば、単独の国内株式を見た場合、輸出企業と輸入企業の株式の価格は、為替の動きから見ると理論上は、反対の値動きをするはずです。 しかし、同じ国内企業なので、国内景気が下落すれば同じように下落してしまいます。(実際はより一層複雑)

投資をする際は、出来るだけ、一国に偏らず、先進国株式・世界全体など、できるだけ分散投資をするようにすることも重要です。 理想は相関係数がマイナス1同士のファンドを保有することですが、世界はつながっており、現実的にはありません。

現実的には、国内株式の市場平均に連動するタイプのインデックス型と、先進国株式21か国などの市場平均に連動するタイプのインデックス型の投資信託を保有することが考えられます。

ポートフォリオ

ポートフォリオ

目論見書には、しばしばポートフォリオという単語が出てきます。 ポートフォリオの語源は諸説ありますが、書類を挟む『紙挟み』や、複数の有価証券をまとめるファイルを指す説が有力です。現在では、金融資産の複数の組み合わせを意味します。

個人投資家の場合は、株式メインのファンドや債券メインのファンドなどを国内外組み合わせて(一般的には)バランスの良い個人のポートフォリオを作ることが重要です。 ただ、長期投資ができる人にとっては、バランスはそれほど重要ではなく、国内株式の市場平均に連動するタイプのインデックス型と、先進国株式21か国などの市場平均に連動するタイプのインデックス型の投資信託をメインで保有して、高い期待リターンを狙う、ということも十分に考えられます。

そして、それこそが投資信託の得意分野とも言えます。 では、どのように自分のポートフォリオを作るのが良いのでしょうか。

どのような投資スタイルであれ、未来が分からない以上、リスク分散の観点で見ると、バランスの良い配分が(一般的には)必要だと考えられます。 一般的には、ポートフォリオを4つに分ける方法が挙げられます。4つの内訳は、国内債券・外国債券・国内株式・外国株式です。ポートフォリオも人さまざまです。 「これが一番良い」という形がありません。

長期でよりお金を大きくしたい場合は、株式主体にすることが考えられます。リスク(値動きの幅)を小さくしたいなら、先ほどの4つのうち、債券クラスの比率を大きくする、などが考えられます。または、預貯金などを増やします。

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