投資信託における用語1 価額・目論見書・純資産総額・償還・含み損益

投資信託における用語1 価額・目論見書・純資産総額・償還・含み損益 投資
CREATOR: gd-jpeg v1.0 (using IJG JPEG v62), quality = 100
投資信託における用語1 価額・目論見書・純資産総額・償還・含み損益

情報収集が大事って言われたんで、プロトレーダーの人のツイートとかも見始めた!って人いませんかね。

専門用語が多い投資世界。今回は語句説明です。

投資信託における用語1 価額・目論見書・償還・純資産総額・含み損益

価額・目論見書・償還・含み損益ぱっと見で意味がまったくわからないけど、本や記事には書いてあって意味が全然わからない!と困ることあると思います。 1つずつ丁説明します。

投資信託の価額について

投資信託の値段の事を、価格ではなく『価額』(かがく)と言います。そして買う時の目安となる価額を基準価額と言います。つまりファンド購入時点の時価です。 基準価額は、一口当たりの信託財産時価を指します。(信託財産=株式や債券などの投資対象)つまり基準価額=純資産総額÷受益権口数です。

ただし、これはあまり覚える必要がありません。

株式では高いものは百万円を超える銘柄もありますが、投資信託は1万円前後や百円程度から買うことが出来ることも大きな魅力です。 実際にファンドの基準価額を見てみますと、高いものもあれば、安いものもあります。

でも、値段の差はあれ、基本的にじつはどれも1万円からのスタートでした。
「それなら、1万円を上回っているファンドが運用成績の良いファンド?」と思われるかもしれません。

ご注意ください。そうとは言い切れません。

景気の良い時期に設定された株式ファンドであれば、同じ1万でも高い位置でのスタートです。 ですから、景気の悪い時期に1万円を下回っていても、そのファンドの運用方針が著しく悪いとは断定できません。 逆に、景気の悪い時期にスタートしているファンドは、景気が元に戻っただけでも、基準価額が1万円を超えます。特段優良でなくとも超えます。 基準価額があまりにも下がりすぎている(トレンドに関係なく下がり続けている)ファンドは危険ですが、基準価額の高い低いが、ファンドの良し悪しに直結するとは言い切れません。

基準価額の高低で判断することは、あまり合理的とは言えません。

目論見書(投資信託説明書)について

ファンドを検討・購入する前には、必ず目論見書に目を通すことが必要です。 目論見書には、そのファンドの抱えるリスクやコスト・運用方針・投資対象などが詳しく書かれています。いわば電化製品のマニュアル(説明書)のようなものです。

その内容を理解していなくても買うことは出来ますが、最低限の項目は理解しましょう。投資の原則の一つは『自己責任』です。金融機関に勧められるままに、買わないようにしましょう。

最低限チェックすべき項目は

  • 何に投資しているファンドなのか(複雑すぎて分からないのは買わない)
  • ファンドの目的・特色は何か○ファンドの運用方法・形式はどのようなものか○各種コスト(購入手数料・信託報酬・信託財産留保額)(詳細は後述しますが高いのは買わない)
  • どのようなリスクが存在するのか(詳細は後述しますが、理解できないのは買わない)

ただし、目論見書に書かれていることは、あくまでも目論見であり、必ずしもそうなるとは限りません。

例えば「市場平均を超えることを目標としている」と書いてあっても、実際に超えられるとは限りませんので、過信は禁物です。 むしろ、多くのファンドマネジャーが市場平均を超えることを目標としているので、結果として市場平均が効率的になります。 つまり、市場平均に連動するインデックス型投資信託と呼ばれるものが有利になってしまうと考えられます。

償還について

償還について

償還とは、ファンドの運用が終わり、その時点での基準価額で払い戻されることです。

ファンドにはあらかじめ償還期限が設定されているものと、無期限に設定されているものがあります。 償還期限が近いファンドは、含み損(買った時より、基準価額が下がり売ると損が出る状態)の場合に損失が確定されてしまいますので、初心者の方にはお勧めできません。 出来るだけ償還期限が長いファンドか、無期限の物を選択しましょう。長期の方が、価格が下がっても、いずれ上がる可能性があるからです。

また、運用する側=ファンドマネジャーにとっても、あまり運用成績が良くなく、人気の無いファンドだと運用が難しくなるので、期限まで期間があっても強制的に償還されること(繰り上げ償還という)があります。

投資信託を選ぶ際は、期間が無期限のものから選ぶようにしましょう。

純資産総額について

純資産総額とは、信託財産の資産総額から負債総額を差し引いたものを指します。 ファンドの規模を表す尺度としても使用されます。

純資産総額を表す計算式は純資産総額=基準価額×総受益権口数 つまり、純資産総額は、基準価額の増減と総受益権口数の増減で変動します。 一般的には小さいよりも大きい方がベターである、と考えられます。ただ、大きいからと言って、運用成績が市場の平均より、良い、というような相関性はありません。

含み損益について

ファンドを購入・保有すると基準価額が毎日変動します。 個別元本(購入した価額からコストを引いた価額)に対して、価額が上昇していれば『含み益』が出ている状態です。 逆に価額が下落した場合は『含み損』が出ている状態になります。 含み損益が出ていても、売却しなければ損益は確定されません。あくまで損益を、含んでいる状態です。

多くの投資家にとっては「含み損はいやだなあ」と思うと思います。しかし、本当にそうでしょうか。

例えば、次の場合、あなたはどう思いますか?

  • 好きなブランドの服が安くなった(多くの人はうれしい)
  • 好きなブランドの服が値上がりした(多くの人は悲しい)

この心理、とてもカンタンで、納得がいくと思います。 誰だって、安く買った方(買える方)が嬉しいものです。

しかし、投資ではしばしば脳が誤作動を起こします。

  • 投資対象が値下がりした(多くの人は悲しい・本当は安く買えるチャンスで、買うことによって将来の収益率が上がるのでうれしいはずなのに)
  • 投資対象が値上がりした(多くの人はうれしい・本当は安く買えなくなった、買うことによって将来の収益率が下がるので悲しいはずなのに)

どうでしょうか。だれでも、正解と反対の気持ちになりがちです。

これは、人には利得に対して損失の方が1.5倍~2.5倍嫌いに感じてしまう、というクセのようなものが大きく関与しています(プロスペクト理論:ダニエル・カーネマン&エイモス・トヴェルスキー)。  そのため、だれでも投資においては、しばしば損をし易い行動をとりがちです。じっくりと考えてから行動をするようにしましょう。

投資信託における用語 まとめ

いかがでしたでしょうか。投資をはじめた人は誰でもこういった部分で躓くものです。一回で覚えようと肩に力を入れるのではなく、こういう感じだったなと輪郭をぼんやりとつかんでおき必要になったときにまた改めて調べるといったぐらいでかまいませんので 語句のおおまかな意味だけは把握しておくとよいかと思います。

タイトルとURLをコピーしました